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うっつんの復職~退職

うっつんの復職から退職
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長期間休んでいましたが、これ以上休むと退職せざるをえない期限になりました。

念願の復職

二度と同じ過ちは犯しません

治ったか確信が持てないまま、怯えながら出社したことを覚えています。

そんな私に、同僚達は暖かく迎え入れてくれました。
以前と変わらず接してくれたこと、これが何より嬉しかったです。
このときのご恩は今でも忘れていません。

おかげさまで復職することができましたが、違うグループへ配属されました。
外されたという意識は拭えませんでしたが、企画をするグループなので、やりがいはありました。

嬉しいこともありました。
毎年3月に、個人の能力が評価されます。わかりやすくいうと、通知簿のようなものです。
1.0~5.0までで評価され、その値に応じて決算賞与をいただくことになります。
今思えば、夏と冬、そして3月の決算賞与と、年に3度ボーナスがもらえる優良企業でした。

復職した年は、コンプライアンス違反を犯したので、最低評価の1.0でした。
しかし翌年は、同階級の中では数%しか選ばれない、最高評価の5.0をいただくことが出来ました。

復職して、イマイチ自信を持てずにいましたが、これでようやく普通に戻れると思えました。

勿論うれしかったのですが、ただ、達成感というか、自分が犯した罪を拭えたというか、何か一つ、自分の中で区切りがついた、という感覚があったことも事実です。

はじめての異動

はじめての異動

遅くなりましたが、うっつんは入社後、東京で働いていました。

基本的に、3年ごとに異動するという会社の方針でしたが、うっつんは10年間同じ部署で働いていました。

復職して落ちついた頃、さすがに違う部署で働いてみたいという思いと、実家の近くで働きたいという思いから、異動願を出していました。

そんなことも忘れていた10年目にして、はじめて別の部署へ異動を言い渡されました。

嬉しかったのですが、願いが叶うと同時に不安がよぎります。
今のように、「恵まれた環境、優しい同僚、充実した仕事なんだろうか・・・」

自分から希望を出しておきながら、不安は的中します。

異動先の部署はこれまでと全く異なっていました。
正確には、入社した頃に戻った、という表現が正しいかもしれません。

お客様から送付される書類の受付、不備があった場合の案内、書類の発送、というザ・内勤の業務でした。打ち合わせも、建設的な会議というより井戸端会議という感じでした。

もちろん、このような業務の重要性も理解しているつもりです。
ただ、自分が行うべき仕事なのか、という葛藤が頭から離れませんでした。
(配属されたんだから、お前が行うべき仕事だよw)

異動直前、最高の個人評価をもらったことで、自分がコンプライアンス違反を犯したこと、うつ病になったことを棚に上げ、傲慢な気持ちになってしまったことも原因かもしれません。

幸い、同僚たちには恵まれましたが、どうも一生懸命になれませんでした。

うつ病だったにも関わらず、仕事となると一生懸命になってしまうのが、長所であり短所でもあった自分が、驚くほど一生懸命になれませんでした。

ずっとモヤモヤが晴れないまま、あるプロジェクトを任されました。

外国人の役員に、「予算を度外視した上で、当社のお客様満足度向上案をプレゼンせよ」という内容でした。
以前のうっつんであれば、飛びつくテーマでしたが、通常業務もろくにできず、モチベーションも上がらない状態で、打ち合わせを重ねました。

当然、満足する成果物はできず、プレゼンの当日を迎えます。
当日も乗り気ではなく、これじゃいい発表が出来ないと傍観していました。

プレゼン後、役員より「今後、当社はお客様満足度を上げるためにどのようなサービスを提供すればいいか」という質問が投げかけられました。

転機は突然訪れた

誰も手を上げない中、うっつんはこれまでの不満をぶつけるかの如く手を挙げて言いました。

当社版Siri※のようなアプリを作成したいです。

 

導入することで、まず、24時間お客様の対応が可能になります。
そして、出向くことも待たされることもなく、お客様はその場で疑問・問題を解決することができます。

 

加えて、ログイン制を導入することで、その場で手続きできるようにしたいです。書類を書く必要もなく、その場で必要事項を入力することで、シームレスに手続きが完了できるようにしたいです。

 

これは当社にもメリットがあります。
まず、コールセンターの負荷を減らすことが出来ます。
スマホを活用する人の増加に反比例して、電話応対していた時間・人を削減できます。

 

更に、バックオフィスの業務も大幅に軽減することが可能です。
紙で受付していた一般的な業務は、スマホの入力時にエラーチェックを用いて自動的に弾くことで削減されます。
社員は複雑なもの、イレギュラーなもののみを対応します。

 

経費についても、書類作成費用・発送費用を削減することが出来ます。
従来、要望があれば、書類をダブルチェックの上発送し、記入していただき、返送してもらっていたのが、スマホであれば、対応できる範囲に関しては全て不要になります。

 

最後に、使用状況を統計的に分析することで、当社のお客様が、本当に求めているサービスを特定することが出来ます。
そのサービスを手厚くすることで、更にお客様満足度向上に繋がります。
以上のように、タイムリーなPDCAサイクルを形成することが出来るため、作りたいです!

※Siriとはスマホに話しかけるだけで答えてくれるiPhoneの機能です。

すると、外国の役員はこう言いました。

君は〇〇役員からお金をもらっているのかい?

私は毎日、彼から同じこと言われ、実現するよう迫られているんだよw

日本人のうっつんにはわかづらかったのですが、どうやら誉め言葉だったようです。

地方の一社員が、システム担当の役員と同じような全社視点のアイデアを持っていたことを褒めていただきました。

2秒で、退社を決意!

復職して退職

きまぐれかもしれない、役員のたった一言で、退社を決意しました。
何か月も悩んでいましたが、褒めていただいた2秒後、言いようのない満足感に包まれ、決心することが出来ました。

上司やリーダーから、最悪年内までなどと止めていただきましたが(体裁上か!?w)、最速で辞める手続きを行います。
毎日書類とにらめっこしたいわけじゃない、同じことを繰り返す日々から一刻も早く抜け出したい一心でした。

10年間お世話になりました。
育てていただき、罪を犯したにも関わらず、許してもらえました。
そのうえ、公平に評価もしていただきました。

もう思い残すことはありません。
自分勝手な理由で本当にごめんなさい。

でも、私は

うっつんは今日から、好きなことで生きていく

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