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うっつんの社会人~うつ病まで

うっつんのサラリーマンからうつ病
この記事は約5分で読めます。

晴れて社会人になったうっつんが、うつ病になり、現在に至るまでを振り返ります。

改善活動に励んだ社会人4年目まで

大手外資系金融企業に就職

うっつんは、大手外資系金融企業に就職しました。(親のコネ?)
配属先は料金部、いわゆる内勤というやつです。

まず驚いたのは、紙の量。
みんなが知ってる企業にもかかわらず、これほど紙を扱っているアナログな環境に驚きを隠せませんでした。

次に驚いたのは、人の頑張り。
年々増加する業務量は頑張って働くことでカバーします。
あと、「昔から」を大事にしますw
二言目には「昔からやってるから」・・・。

細かいことが苦手なうっつんは、当然ミスを連発するも、頑張り屋さんということだけで、何とか1年目を終えます。

要領を掴んだ2年目。
正確な業務を遂行するには、大きなコストを要することを実感します。
効率化するには1人ではできません。
しかし、この頃は何とか工夫して自分のミスは減らせるようになってきました。

転機が訪れたのは3年目。
部内のあるプロジェクトに参加したうっつんは、社内改善活動(内勤部門)で全国3位になります。

元々PC関連が好きで、何とか業務を効率化・標準化したいと思っていたうっつんは、家でExcelやPowerPointを勉強していました。

コストを要することなく、どこにでもあるExcelで、手入力であったものを自動入力・差込印刷にしたり、知識や経験のある人だけでなく、誰でもできるようにしたことが評価された結果だと思います。

翌年には、より大きなプロジェクトに参加することが出来、同大会で最優秀賞を受賞することが出来ました。
外部委託業者との提携を見直し、バリアブル印刷という在庫を持たない印刷技術を用いることで、年間約3,500万円のランニングコスト削減に成功したのです。

歯車が狂い始めた5年目以降

残業100時間越え

前年までの実績が評価されて、うっつんは部内の特殊なグループに配属されます。
社歴10年前後以上が揃うエリート集団(当時はそう見えた)に抜擢されたと、浮かれていました。

しかし、全社統一案件、新商品や国の制度について取り扱うグループに、うっつんは全く歯が立ちませんでした。足りない分は残業してカバーしました。

そもそも、あまり人に任せることが得意ではなく、何でも自己完結してしまう性格も災いしたと思います。

頑張っても頑張っても追いつかず、小手先のスキルではどうしようもありません。

間に合わない分は、仕事を持ち帰り、家に帰っても休みの日でも働いていました。
月の残業時間は軽く100時間を超えるも、社内申請上60時間以内だと申告する日々。

そのうち、会社に行くのが嫌になり、ズル休みをしました。
車を運転している最中、気分が悪くなり、1時間ほど休みました。
翌日はもっと忙しくなっていました。

5年目の若造は頑張るという方法しか、知りえなかったのです。

コンプライアンス違反

コンプライアンス違反

1年以上経った頃、親や上司に相談するも事態は何も変わりませんでした。
定時が17時なのに夜中の3時に退社する日が続いた頃、事件は起こりました。

業務に追われるうっつんは、決裁という社内手続きを忘れ、案件を進めてしまいました。
決裁とは、会社の決め事を部長・役員に承認いただく手続きの事で、失念するとコンプライアンス違反となります。

気付いた時には、申請できる期限をとっくに過ぎていたので、青ざめたのを覚えています。

本来なら、ここで正直に報告すれば、大ごとにはなりませんでしたが、当時は冷静な判断ができず、最悪の選択をしてしまいます。

悪いことは報告できず、決裁が漏れてしまったことを隠し、時間だけが流れていきました。

時期的に隠し切れなくなり、追い詰められたうっつんは、とうとう上司に報告しました。
上司は適切に対応して下さいました。
そして、私はコンプライアンス違反を犯したのです。

うつ病との闘い

うつ病との闘い

コンプライアンス違反を犯したうっつんは、同僚に合わす顔がなく、無断で休むようになりました。

どうにも会社へ行けず、家で引きこもる日々。
食欲もなく、眠たいのに眠れない毎日を過ごしていました。
歯も磨かない、お風呂に入らない日も続きました。

ある日、家族から左頬がパンパンに腫れていることを指摘されました。
頬がコケ気味の私は、「ちょうど良かった、バランスが整った」とだけ言って去りました。
このやりとりで家族は、本格的に診療する必要があると確信したようです。

結果は「抑うつ病」と診断されました。
何もやる気が起きず、何にも関心が持てず、自分の虫歯にさえ気付かない状態だったのです。

そう、左頬がパンパンに腫れていた原因は虫歯で、歯に米粒がすっぽり入るほど大きな穴が空いていました。神経も死んでいるほど進んでおり、こちらの治療も時間を要しましたw

定期的に精神科へ通うのも苦痛でした。
待合室の様子も、普通の待合室とは雰囲気が異なっていました。
あぁ、自分はここにいる人たちと同じなんだと実感させられるからです。

何か月かは会社より給料をいただきましたが、長期に渡り休んだたため、それもなくなりました。
事態は好転しないまま、経済的な苦痛がのしかかってきました。

何とか自宅でも所得を得ようと、インターネットで調べました。
「稼げる」「儲かる」というものに、何十万と費やしました。
FXにも手を出しました。何万とする商材をいくつも購入し、素人まる出しのトレードで約1,000万円の赤字を出したところで、ようやく止めることが出来ました。

某消費者金融で借金もしました。

とうとう来るところまで来てしまったな、と、今なら思えます。

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